Thread 14: EXC_BAD_ACCESS (code=1, address=0x890e2eff0)エラーが出てアプリが落ちた時の対処方法の備忘録_φ(・_・ )
発生したエラー
Thread 14: EXC_BAD_ACCESS (code=1, address=0x890e2eff0)
翻訳
スレッド14: 例外不正アクセス (code=1, address=0x890e2eff0)
EXC = Exceptionの略
原因
“Thread 14: EXC_BAD_ACCESS (code=1, address=0x890e2eff0)”というエラーは、Xcodeで実行中のアプリケーションでメモリアクセスエラーが発生したことを示しています。
このエラーは、通常、無効なメモリにアクセスした場合や解放されたメモリを参照しようとした場合に発生します。
“code”は、EXC_BAD_ACCESSエラーの種類を示す数値です。
“code=1″の場合、一般的にはセグメンテーション違反(Segmentation fault)を意味します。セグメンテーション違反は、無効なメモリアクセスが発生したことを示すエラーです。
“address”は、エラーが発生したメモリアドレスを示します。”0x890e2eff0″は、16進数表記のメモリアドレスです。このアドレスは、エラーが発生した具体的なメモリの位置を示しています。ただし、このアドレスだけから直接的な問題の原因を特定するのは困難です。アドレスはデバッグプロセスで使用され、特定の変数、オブジェクト、またはメモリの範囲を示す場合があります。
解決方法
対処方法はいくつかあるので、調べたものをまとめました。
デバッグモードで実行
エラーが発生する箇所を特定するために、Xcodeでデバッグモードでアプリケーションを実行します。デバッグナビゲータやコンソールログなどのツールを使用して、どの部分でエラーが発生しているのかを確認します。
メモリ管理の確認
メモリリークや解放済みのオブジェクトへのアクセスなど、メモリ管理の問題が原因でエラーが発生することがあります。メモリの確保と解放が正しく行われているかを確認し、特にクラッシュが発生する場所の周辺のコードをチェックします。
ヌルポインタのチェック
エラーが発生する箇所でヌルポインタを参照している可能性があります。オブジェクトやポインタが正しく初期化されているかを確認し、ヌルポインタを参照していないかを確認します。
配列やインデックスの境界チェック
配列やインデックスアクセスが境界を超えていないかを確認します。メモリの範囲外へのアクセスは、EXC_BAD_ACCESSエラーの一般的な原因です。
クラッシュログの分析
Xcodeのクラッシュログやコンソールログを分析し、エラーが発生する直前の操作や条件を特定します。特定のパターンや入力でエラーが再現する場合は、そのパターンを特定して修正を試みることができます。
開発環境のアップデート
Xcodeや関連するフレームワークやライブラリを最新バージョンにアップデートすることも検討してください。新しいバージョンにはバグ修正やパフォーマンス改善が含まれている場合があり、エラーが解消される可能性があります。
参考サイト
https://stackoverflow.com/questions/19239566/thread-1-exc-bad-access-code-1-address-0x0-standard-c-memory-issue
https://developer.apple.com/forums/thread/123958